2001年5月1日号

3.危機的な輸入依存度


のど元過ぎれば、ではないですが、日本の危機感の無さは、驚くべき水準に達してきて います。

日本経済の命綱である原油ですが、その輸入先の87%を中近東に依存していることが明らかになりました。
これは、一年前に比べ、2.5%上昇してきています。

私が、かねてから指摘してきています<インドネシア情勢>が油断を許さない状況になってきており、もし、このまま混乱した状況が続けば、インドネシアで騒乱が起こり、マラッカ海峡が封鎖される事態にもなりかねません。

そうなれば、日本には、石油が入ってこなくなります。

備蓄が半年分あるとしても、もし、そのような事態になれば、ガソリン 価格、燃料油が急騰し便乗値上げが起こるでしょう。

そして、このマラッカ海峡の封鎖が一ケ月以上続けば、日本は再度、 ネオン規制、TV放映規制等を行なうことになります。

これは、国内消費を大幅に冷やすことになります。

また、そのような事態になれば、米国がインドネシアに介入するから 大丈夫という専門家もいますが、それは、クリントン政権の平和ボケした考えであり、今のブッシュ政権は<どこかで戦争を起こしたい> 症候群的な動きをしており、私は、どのような事態になりましても最後の段階になるまでは、事態を放置するとみています。

そして、未曾有の混乱が起こり、いよいよ日本・台湾・韓国が危ないという段階になったときには、軍事介入を行なうと思います。

ただ、そのときには、湾岸戦争で味をしめたように、1兆円以上の請求書が日本に舞い込んでくるでしょうが。
(余談になりますが、今回の小泉政権で、最も評価される人事は、防衛庁長官人事です。 はじめて、防衛庁出身者を防衛長官に起用したのは、軍事政権化している米国政権との交渉には、非常に有効だからです)