2001年5月15日号
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1.崩れ行く日本の安全性
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4月15日号では、【食の安全性】について、記載させて頂きましたが、今回は、我々が普段口にしています、【お米(おこめ)】の安全性について述べたいと思います。
これは、直接的には、経済には関係ありませんが、長い目でみれば、経済に拘わってくるものですので、ご関心の無い方もお読み頂ければと思います。
(1) お米の安全性
普段、我々が口にしていますお米ですが、果たして、安全か?という疑問が あります。 それは以前騒がれ、いつのまにか、忘れられた<カドミウム汚染米>です。
1998年11月に東京都は、長野県庁に以下の通告を行いました。
"白馬村産のお米から、0.42PPMのカドミウムが検出された" この通告後、白馬村では、土壌やお米のカドミウム濃度を徹底して監視を行い、安全なお米だけを出荷するようになったそうです。
この白馬村の対応は、素晴らしいものです。
ところが、食糧庁の対応には、首を傾げたくなるものです。
食糧庁は、このカドミウム汚染問題について、情報公開を渋っているからです。 食糧庁は、1997年、1998年産米の調査を、以下の信じられない理由で公表していません。
【公表を前提とした調査ではない】と。
食糧庁は、税金を使って、この調査を行なったはずです。食糧庁の役人のポケットマネーで、この調査を行なっていません。
であるのであれば、自分達の"自己満足"のために、調査をしたものに、税金を使うのは、不法行為にあたります。 我々国民は、普段口にしているお米が一体、安全なのか、どうか。
これを知る権利があるはずです。
もし、この権利がないと食糧庁が言うのであれば、我々国民は、そのような 危険な日本のお米を食べる事を避けるべきでしょう。
事実、千葉大学医学部の能川教授(衛生学)の調査によりますと、【日本人の 臓器中のカドミウム濃度は比較的高く、フィンランド人の10倍近くある】と指摘されています。
更に、衝撃的なことに、【非汚染地の日本人が一日に経口摂取するカドミウムのうち、40%〜50%は、お米からによると見られ、米のカドミウム濃度を下げることが大事である】と述べられています。
食糧庁は、1997年、1998年産米について、全国3万7,000地点の調査を行なったところ、秋田県、新潟県、宮城県で、【汚染米】として認定される
1PPMのカドミウムを検出し、【準汚染米】である、0.4PPM以上は、 95地点以上で検出されています。
そして、2000年産米調査では、1PPMの【汚染米】は、秋田県で、【準汚染米】の0.4PPM以上を検出したのは、秋田県、宮城県、福島県、
長野県、富山県、福岡県等の47地点でした。
汚染は、全国に広まっています。 ただ、問題は、この時の重点調査対象が99年産米調査の936地点から389地点に大幅に減らされている事です。
何故でしょうか?
その理由は、<公表を了解した市町村に限って、調査を行なったためだ>と言われています。どこが、この調査に応じなかったのかは、一切公表されていません。
そして、上記の白馬村ですが、重点調査の389地点のうち、何と102地点を占めているのです。 長野県の農業技術課の中村課長補佐は、以下のように述べています。
<(公表に)不安はあったが、消費者に安心して白馬村の米を食べてもらうのが第一。そのためには、徹底した調査は欠かせない>
(注)国連食糧農業機関と世界保健機構は、合同で穀類のカドミウム含有許容量を、0.2PPMとするように検討しているようであり、
これは、イタイイタイ病発生後、低濃度で少量のカドミウムの摂取でも、腎臓障害が発生することが判明したからだと言われています。
(大阪市立大学 畑教授)
もし、0.2PPMが上限になれば、東京都にて売られているお米の何と4.3%ものお米が食用に適さない、<汚染米>となります。
しかも、この4.3%は、あくまでも正規に流通しているお米のものであり、今、色々なところで、安いお米が売られています。
場合によっては、ものすごい比率の汚染米が日本に流通している可能性があります。
では、輸入米はどうでしょうか?
輸入米の大半は、0.01PPM以下であり、全く問題はありません。 因みに、日本のお米の平均値は0.04PPMであり、輸入米の4倍もの
カドミウムを含んでいます。 |
情報公開を進める小泉政権は、早急に、このカドミウム汚染米の実態を公表し、対策をとるべきだと思います。 でないと、国民の健康に、今以上に色々な問題を引き起こすでしょう。
(2)崩れ行く若者の脳(次号へ)
(3)野猿化する日本人(次々号へ)
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