2001年12月1日号

3.人種偏見がはびこる米国


今回のテロ後、米国は変ったと述べてきていますが、この変った部分で最も我に関係する事項は、<米国で、人種偏見が目立ってきた>という事です。

上院でも議論されてきていますが、移民法を根本的に変えようという動きが、米国議会で出てきているのです。
ワシントンでは、あからさまに、不法移民狩を行なうべきとの発言が出てきており、空港でも、白人以外のボディーチェックは、厳しさを増してきています。

言わば、白人は、テロを行わない。
アジア・中東系を注意深く、チェックするという態勢になってきているのです。
今回の炭そ菌問題では、FBIは、犯人を特定しているものの、逮捕を行なっていないと報じているマスコミもあります。

色々な情報を勘案すれば、恐らくFBIは、2・3種類に分かれている犯人のうち、ある程度は特定できていると見た方が良いと思っています。

にも拘わらず、逮捕を行なっていないのは、何故か?
それは、KKKグループ等の白人が絡んでいるからだと思っています。

ラディンが行なっていれば、即、逮捕していた筈ですが、アフガン攻撃をしている中にあり、足元で米国人が、テロを行なっているとしたら、ブッシュ政権の面目は丸つぶれです。

このため、今は、アフガン攻撃が一段落着くまでは、逮捕は見送ると思っています。白人至上主義のKKKは極端としても、一般米国人の中にも、米国は白人だけの国に戻ろうと言う動きが出てきているのは、確かであり、これを肌で感じている移民が、米国から出国する例が多く見られています。

一例では、今までメキシコから多くの不法移民が米国に来ていましたが、今ではメキシコに戻って行っていると報じれています。

米国は、益々保守化を進め、内向き政策を取ってきます。
一時大騒ぎになった"show the flag "ですが、これは米国につくか、敵に回るかであり、もし、敵にまわれば、徹底的に破壊されることになります。

日本は、かろうじて、末席に居場所を認められましたが、金融/経済問題では、いよいよ、最後通告がなされたようであり、今後、恐ろしい通告が米国からなされると思います。

以下の表現は、非常に示唆に富んでいるものです。

" it may have decided that external pressure is the only way to get the world's second-biggest economy moving again "

この表現は、11月23日付けのファイナンシャルタイムズ紙に掲載された日本特集の最終章の言葉です。簡単に約せば、<外圧が世界第2位の経済力を持つ日本を動かす唯一の方法であると決断されたかもしれない>

我々日本人からすれば、頭に来る表現ですが、これもいたし方ないと思っています。 我々自身で、何も変えることが出来なかったのですから・・・。