2002年7月1日号

5.公費詐欺事件と税金の使われ方


以下のタイトルをご覧下さい。

『市議の視察旅行は全くのうそだったのか。公費詐欺事件は刑事事件に発展しそうだ』
『岩手 一関市議、虚偽視察疑惑』
『2件・計3人の「架空旅行」市民の訴訟で明らかに』
『欧州の旅 実はアジア観光』

この事件は、岩手県一関市の市議2人が、97年にロシア・ドイツ・フランスを視察に出かけ、1人70万円の旅費を公金から受け取りながら、なんと、韓国や台湾へ観光旅行をしていたというものです。

そして、99年の別の視察の件では、嘘がばれそうになったら、偽造の旅券を提出したと指摘されています。

この2つの事例は、自分達(議員)は、何をしても良いのだ。
集めた税金は自分達のためには使うが、市民のためには、遣わせないという姑息な考えが浮かんできます。
今回の場合、このような違法行為を野放しにした公務員も共同正犯にあたるはずです。 公僕としての職務を放棄しているのですから。

今、国・地方の財政は、もはや手がつけられない額にまで負債が膨らんでいますが、特に、地方の財政は、【郵貯・簡保】からの借り入れが急増し、今では40兆円を越える借金を抱えているのです。
公債と併せ、200兆円に迫る勢いで増え続けていっています。

前項の外務省官僚の退職金を全廃したところで、また、市議会議員の海外視察を全廃したところで、国・地方の負債総額に比べ、微々たる金額にしか過ぎませんが、それでも、このまま国民だけが一方的に搾取されている現状は、果たして真っ当な国家と言えるでしょうか。

行政にはお金が掛かります。
社会保障にもお金が掛かります。
国を守る事にも、お金が掛かります。
そして、これらの費用を賄う為に、国民が税金として収める義務があるのも、事実です。

我々国民が、年間収めている税金は、45兆円にも上りますが、何故、この範囲で行政・社会保障・防衛が出来ないのでしょうか?

45兆円しかない税収で、80兆円も使っていれば、赤字が膨らんでいくのは小学生でも分かります。

小泉政権は、政権成立後1年もたってからやおら、道路公団民営化等検討をするとして、評論家・専門家を集めて会議をする事にしていますが、これなどは、このように表現できるものです。

“沈没している最中に、船長(小泉総理)が、船に残っている有識者と言われるインテリを集め、どのようにしたら、船の快適さを変えられるか、皆で意見を出し合いましょう”と。

この会議の最中には、危険を察知した一等船室の資産家は、真っ先に逃げ出し、残された一般客室の者は、この会議の結果を、どのような快適な船になるのか?と、ただ、平然と待っている。

時折、船が傾いたり、水しぶきが飛んでくるものの、大過ないとして船室でTVで、スポーツ観戦・・・。

ところが、この会議の結論が出た時には、もはや船は、沈没寸前にまでなっており、残った者皆がパニックになって外を見るものの、誰も助けには来てくれない。

そして・・・

歴代閣僚・歴代国会議員・地方議員・官僚・地方公務員の今までの政策の責任は、万死に値すると言っても過言ではないと思っています。
そして、彼らを支持したり、何も監視して来なかった我々国民も同罪であり、今後の混乱のツケは、甘受する必要があると思っています。

かつて経験したことのないような、物凄い“つけ”が回ってきますが、我々一人一人が覚悟を決めて、対処するしかないと思っています。
そして、又、被害を最小限に抑える為の行動を取るのは、今しかないと思っています。
もはや、時間は残されていないのですから・・・。


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