2003年6月1・15日合併号
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5.株価上昇で“売り逃げた”個人投資家
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5月及び6月第一週の売買動向が発表になりましたところ、個人投資家が、この“人為的な”株高を絶好の売り場として、以下の通り、ものすごい売りを出してきています。
<5月主体別売買動向>
| 個人 |
2,322億円の売り越し |
(4月は、1,758億円の買い越し) |
| 金融機関 |
5,149億円の売り越し |
(4月は、1,190億円の売り越し) |
| 投信 |
533億円の売り越し |
(4月は、255億円の売り越し) |
| 事業法人 |
178億円の買い越し |
(4月は、680億円の買い越し) |
<6月第1週>
| 個人 |
1,281億円の売り越し |
| 生保・損保 |
199億円の売り越し |
| 銀行 |
370億円の売り越し |
| 信託銀行 |
1,097億円の売り越し |
| 投信 |
87億円の売り越し |
| 事業法人 |
330億円の売り越し |
この<売り>に対して、猛然と買っているのは、【外人】です。
グローバルレポート(6月7日号)にて解説致しましたが、【日銀】が資金を提供する形で、日本株を【外人】が買い捲っているのです。
今後、【日銀】がどこまで世界中に資金供給をするかによって、この【外人買い】は、左右されます。
世界の金融市場は、【日銀】の資金供給に一喜一憂しながら、この先も動いていくのでしょうが、この肝心の【日銀】の自己資本比率が8%割れるという状況に陥り、本来なら【りそな】より早く、【日銀】に公的資金を投入するべきだったというブラックジョーク状態になっています。
信用に傷がつきはじめた【日銀】が、どこまで世界の金融市場を支えることが出来るでしょうか?
予算上は、【日銀】はあと10数兆円、支えるだけの資金を保有しています。
また、ウルトラCもありますから、これを使えば、実際には50兆円以上の資金があることになりますが、果たして、【日銀】はこのウルトラCを使うでしょうか?
福井総裁は、何でもありの総裁ですから、既にこのウルトラCの検討に入っているかも 知れませんが・・・。
10兆円+50兆円=60兆円。
これを使い果たせば、一体どうなるか・・・。
日本及び世界の株式市場は、破局を迎えることになるかも知れません。
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