2003年8月1日号
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7.株式出来高10億株の真相
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一般には株式市場の出来高が連日10億株を越え、バブル期の再来といわれていますが、この出来高10億株には、ある特殊な<背景>があります。
≪契約ディーラー≫の存在です。
証券会社は、今、1,000人を越える契約ディーラーを抱え、彼らが今、猛烈な取引を行っているのです。 このディーラーの中には、一日で270回も売買を繰り返した“つわもの”もいるそうで、中には、2日間で1,500万円を稼ぎ、このままいけば、年収数億円に達するディーラーも出るといわれています。
この<契約ディーラー>や本来の<ディーラー>の売買に占める比率は、今では取引高の40%以上を占め、これに<個人デイトレーダー>を入れれば、短期売買比率は、恐らく60%を超えると見込まれます。
10億株の60%、即ち6億株が過去ほとんど存在しなかった<短期売買>に該当するものであり、出来高増はネット取引が存在しなかったバブル期やネットバブル期と比べても、全く意味がないのです。
このような<短期売買>は、いずれは、損を抱え身動きが取れなくなります。 上がっている時は、皆が利益を享受できますが、一旦動きが止まれば、売買が出来なくなり、損は加速度的に膨らみます。
そして、出来高が急減してきます。
既に、相場は、徐々に回転が効かなくなってきており、状況は悪化してきています。
出来高10億株の真相が分かった後には、屍累々(しかばねるいるい)という状況になるのは必死だといえます。
腕のたつ<契約ディーラー>の中には、うまく売り抜け、莫大な資産を構築する人もいると思いますが、大多数の<ディーラー>や<個人デイトレーダー>は、悲惨な状況に追い込まれることになると思います。
一世を風靡する<短期売買>は、いずれ消えていきます。
一般投資家が、これに気づいた時には、手遅れになっている事と思います。
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