2003年8月1日号

9.失業率の本当の姿


6月の失業率が発表され、<5.3%>と0.1%減少したとされており、完全失業者数も、361万人と7万人減少したとなっています。
この数字も<季節調整済み>となっており、実際の数字とは違います。
担当者が鉛筆をなめながら、『株価も回復してきたから少し減らしておこうか』、となったはずです。

問題は、このような数字の遊びではなく、本当の姿です。
若年層の失業率が12%を超えてきており、しかも34歳以下のフリーター数が400万人を超えているといわれています。

この400万人という数字は、上記の<完全失業者数:361万人>を越える膨大な数であり、しかも、更に深刻な問題があります。

このどちらの数字にも表れない<幽霊者>数です。
この<幽霊者>数は、恐らく100万人は越えると見られています。
この<幽霊者>には、4つの分類があります。

1つは、朝から<パチンコ・パチスロに勤しむ若者>です。
この数は東京都内だけでも数万人に上るでしょう。
朝10時の開店前には、100人以上の長蛇の列が出来るところも多くあり、日本全国では、十万人を超えるかも知れません。

2つ目は、全く職に就かず、親からの支援で生活をしている<パラサイト族>です。
この数は、全く掌握が不可能ですが、日本全体でみれば、十万人以上に達すると見られています。

3つ目は、<求職を全くあきらめた人>です。
この数は、恐らく数十万人にも達すると見られています。

4つ目は、<ホームレス>です。
日本全体では10万人を軽く超える数のホームレスがいると推計されています。

<フリーター>+<4つの幽霊者>を加算すれば、日本全体では500万人を超える数の<除外者>がいることになり、これをもし完全失業者に加算すれば日本全体では、1000万人近い<失業者>がいることになります。
これだけの実質<失業者>がいるという前提で、経済政策や年金政策を行わないと、結果は根本から違ってきます。

政府・官僚は、数字をいじくっている暇はないはずですが・・・。



次の項へ→