2003年8月15日号
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6.観光立国を目指す前に
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政府は、IT国家から今度は、観光立国を目指すとしており、今後色々なキャンペーンが行われることになると思いますが、その前に、片付けておく事があります。
【擬似温泉】問題です。
日本の温泉は、いまやそのかなりの部分を、温泉とは言えない、【擬似温泉】になっており、このため、毎年、レジオネラ菌騒動が持ち上がり、死者が出ているのです。
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レジオネラ菌では、2002年夏には、宮崎県日向市の第3セクターの温泉施設で集団感染が発生し、295人が感染し、7人が死亡しています。 |
ある温泉経営者はマスコミにこのように述べています。
『循環式と泉質の関係を問題にしたら、全国の温泉地の7割が行き詰る』
ここで、この循環式につき、ご説明したいと思います。
循環(濾過)式とは、温泉の源泉からの湯を浴槽に流し放しではなく、塩素消毒した湯の汚れを取り除きながら何度も使う方式であり、多くの場合、湯を完全に入れ替えるのは、数日〜1週間に一回となっているようです。
厚生(労働)省は、2000年にこのように定めています。
『塩素殺菌濃度を一リットル当たり0.2〜0.4ミリグラムを2時間以上保つ』 この定めを守った場合、とんでもない問題が起こるのです。
『温泉がカルキ臭くなる』のです。
温泉に気持ちよく浸かるどころか、身体がカルキ臭くなり、温泉に浸かっているのか、プールに浸かっているのか、分からなくなるのです。
多くの温泉旅館は、温泉に水を加え、加熱し、塩素を注入しているようで、専門家は、『これで温泉と言えるか』と指摘しています。
外国から多くの外国人が日本に来た場合、外人特有の問題があります。
多くの外国人、特に女性の中にはシャワーやお風呂に頻繁に入る習慣を持っていない人が多くいます。
このため、欧米では、今でも<ビデ>があるのです。
このような外人が、日本人からカルキ臭いと苦情がくるために塩素消毒を控えた温泉に入ってきた場合、どのような事態になるでしょうか・・。
山中温泉で死亡事故が起こった際には、この塩素の濃度は、0.05ミリグラムにまで落ちており、レジオネラ菌は基準の26倍にも繁殖していたそうです。
全ての外国人が温泉につかるわけではありませんが、今後、観光立国を目指すのであれば、レジオネラ菌で大量の死亡事故を出さないためにも、この「本当の温泉問題」を真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
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