Vol.20 Oct/ 1/2005


4. 近づく国債暴落と日銀


以下のグラフ4-1をご覧ください。


<グラフ4-1>

これは1996年から現在までに日本銀行がどれだけの資金を実質<0%>で市場にばら撒いてきたかを現すグラフです。
異常なまでもの金額になっているのがお分かり頂けると思います。
そして、この高くなった“”が今、崩れようとしているのです。

9月30日、日銀の福井総裁は、大阪で記者会見を行い、年度内に量的緩和(0%金利)を解除する可能性につき示唆しているのです。
これで金融市場は浮き足立ってきており、国債市場はじわりじわりと値下がりを続けており、利回りは1.5%まで上昇してきています。

金融市場では株高もあり銀行株が買われていますが、足元では100兆円もの国債を保有する金融機関の含み損が拡大してきており、今後、この“”が崩れたとき、国債の暴落と金融機関の経営危機がセットになり、金融市場を襲うことになります。

すでに指摘しましたとおり円安ドル高が進んでおり1ドル114円を突破してきています。
この“”の崩壊を嗅ぎ取った資金が日本から流れ出しているのです。
円安・株安・国債安というトリプル安が日本の金融市場を襲う日も近づいてきいていると言えます。

今まで、日銀が上記の金融緩和を通じて、全てのリスクを引き受けて景気・株高・不動産高を演じてきましたが、今、このリスクが民間に移されようとしているのです。


<グラフ4-2>

(グラブ4-2ご参照)
果たして日本の金融市場はこのリスクに耐えられるでしょうか?
また、このリスクを“好む”ヘッジファンドは猛然と日本に襲いかかってくることになります。

金融市場のリスク、そして襲ってくるヘッジファンドに日本の金融市場が耐えられるかどうか。
世界のデリバティブ破綻リスクもあり、勝負は一気につくかもしれません。




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