大阪市内でホームレスだった4人を収容した家を用意し、そこに居住して貰い、一年以上が経過しましたが、皆、顔色もよく毎日朝4時半におきだして仕事に行っています。年がいっていることもあり、バリバリに働くということは出来ず、精々日給で1,000円から3,000円ほどにしかなりませんが、それでも毎日100円ずつ貯金をして今では2万円以上になっているようで、一歩一歩人生再生への道を歩み始めています。
ところが同じ収容するにしましても苦悩するところがあります。
個人的に金銭的な支援を行っています和歌山県白浜にあります教会では、自殺で有名な三段壁があり、毎年多くの自殺者が訪れます。
ここは完全なボランティアであり、教会の10数人の年老いた信者の方が中心になって活動をされていますが、もはや財政的に行き詰まり、立ち行かなくなってきているのです。
着任された若い牧師先生は今までの蓄え300万円をほぼ全て使い果たされ、心身ともに疲れてしまっています。
そこに追い討ちをかけるような事例が出てきたのです。
保護した者が犯罪の常習犯で白浜でも犯罪を行い逮捕されたのです。
どこまでを保護して再生への道を歩ませるか。
今、日本社会は今までの常識が通じない社会になってきており、誰でも再生できるという認識は通じなくなってきているのです。
何故でしょうか?
その理由は、≪働くところがない≫からです。
今までなら、道路工事や建設現場の後片付け等がふんだんにありました。
いわば、半端者が働く場所があったのです。
今は予算の削減もありそのような場所はありません。
ましてや、白浜は温泉地ではありますが不況が続き、温泉旅館の倒産が続き、働く場所がないのです。
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統計上は失業率が下がったと言いましても、そもそも住所がない彼らは失業率の統計にも出てきません。
80万人以上いる<ニート>も統計上は失業者ではないのです。 |
かろうじて住むところがあったとしても収入がないのです。そして、いつまでも教会に住み続けることも出来ません。
今、私はこの白浜教会の牧師先生と共同で白浜にて、年配者を中心に数十人が住み、農業をしながら、親を亡くした子供達を収容し、同時に自然を忘れた一般の子供達にも土に触れてもらうために農業を体験して貰う、滞在型の自然農場を作る構想を立てています。
≪自然塾≫
収入は自然農法で作った野菜、お米等を販売して稼ぐ。
簡単なことではありませんが、職をなくした年配者、自殺や失踪等で親をなくした子供達が何とか暮らしていけるだけの収入があれば、それでよいと思っています。
地元の農家の方の力も借りることが出来る目途もたっており、あとはどのような形で実現するか。
幸い、株が上がったこともあり、株式を売却した資金の一部をこの≪自然塾≫に投入しようと考えています。
今、多くの子供達が忘れかけている自然との触れ合いをこの≪自然塾≫で実現し、より人間らしい人間を育てていければと思っています。
そして将来の展望を失った自殺未遂者、親をなくした子供達、親に捨てられた子供達が一緒に暮らし、一つの目標に進んでいければ素晴らしいことだと思っています。
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