Vol.24 Dec/ 1/2005


2.悪魔の1ドル120円?


この数字は、今、デリバティブを組んだ金融商品を“買わされた”機関投資家にとり、悪夢のような数字になっており、何とか120円を守ろうと必死で円を買い支えています。

特に日本の金融機関にとっては死活問題に発展するかもしれません。
一時は100円を越えるという大合唱が起こり、専門家も90円だ、80円だと騒いでいましたが、この環境を使って120円を基準にしたデリバティブ商品をせっせと売り込んだ外資系金融機関があります。

総額で2兆円とも3兆円とも言われていますが、彼ら(売り手)は円高になることは鼻から想定しておらず、FRBの金利引き上げから発生します世界のデリバティブ破綻を想定し、ドルへの回帰を読んでいたのです。

そこで登場したのが<120円>です。
円高大合唱の中誰が、ドルが120円にまで上昇すると思ったでしょうか?
結果、『ドルが120円にならない限り』というデリバティブ商品を外資が売りまくり、運用に困っていた年金資金・地銀、そして個人が買ったのです。
今後一度でも120円をつければ、買い手は膨大な損を抱え込むことになります。

中には1億ドル(100億円)単位のオプション取引を行って、もし一度でも120円になればこの100億円が全て吹き飛ぶという、まさに一か八かの取引をしている機関投資家・ヘッジファンドがあると言われています。

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