生活保護を巡る問題は、とうとう地方が国への報告を停止するという異常事態に陥っていますが、問題は生活保護を受給している<100万世帯:総額2.5兆円>を誰が面倒を見るかと、いう問題にあります。
地方は元から財源がなく、今でも生活保護費支給の厳格化に取り組んでおり、これ以上予算が減らされたら、生活保護費に頼っていきている高齢者は生きていけなくなることを一番知っているのも地方なのです。
今後、年配者の<勝ち組><負け組>が更にはっきりしていけば、大多数を占める<負け組>年配者への生活保護費支給額は増えていき、このままのペースが続けば、現在の防衛費と同じ<5兆円:200万世帯>にまで拡大するかも知れません。
ところが、今の国はとてもそのようなお金はありません。
今の2.5兆円でも過大として地方に負担を求めている位なのです。
しかしながら、誰かが負担をしなくてはいけないのです。
それとも、国地方とも、昔のような『姥捨て山』をつくり出すのでしょうか?
国・地方がいがみ合っている今、生活保護でしか生きていけない世帯は今どのような気持ちで過ごしているでしょうか?
そして、前途を悲観して自殺に追い込まれる高齢者も出てくるかもしれません。
またはこれ以上国・地方に面倒をかけたくないとして、自殺する者も出てくるかもしれません。
国・地方・民間が知恵を絞って、何とか解決方法を見出すべきだといえます。
母子家庭への支援減額もあり、言い方は悪いですが底辺で暮らしている国民の生活水準は着実に低下していっています。
このような声を上げない(あげられない)国民のための政治をすることは、今の政府の財政状況では望めないのも良く分かっています。
ならば、民間が力をあわせてこれら底辺で暮らしている国民を少しでも助ける努力も必要だといえます。
恵まれない人の為に『生きる』楽しみを今一度与える事業を民間で立ち上げるべきだといえます。
今般、自殺者・生活困窮者の世話をしている教会の牧師と共に、NPO法人を立ち上げることになりましたが、ここでは皆が無農薬での農業を通じて、生きる楽しみ、働くという楽しみを体験し、実際に無農薬の農作物を作り、販売し、農業自給率改善の一助になってもらおうと思っています。
実際、無農薬では手間が掛かり過ぎて収穫は微々たるものになりますが、それでも高くてもよい安全な農作物を欲している方は日本にはいます。
今回のNPO法人では、まず手始めに生活保護を受けて教会に滞在している身体障害者をNPO法人で雇用し、生活保護からはずし当面は生活保護費と同じ金額を支給しようと考えています。
同じ金額ではありますが<生活保護費>ではなく自分の労働の対価として受け取るのですから、受け取る感覚もまた違ってくると思っています。
そして、これで一人分の生活保護費が削減できます。
また、弊社が運営しています大阪のホームレス支援の家から2名このNPO法人に派遣し、実際に働いて貰うことにしています。
手当てとして月額3〜5万円の支給となりますが、今、雑誌を拾ってその日暮らしをしている不安定な暮らしからまずは第一歩前に進むことになります。
60歳以上の何の技術もない人たちですが、「生きる」喜びは人一倍持っています。そして、これでホームレスが2名減ります。
このような底辺で暮らしている国民に仕事を与えることは大変ですが、国・行政が出来ない部分を民間で行うのは、世界では当たり前のことです。
今回、生活保護を受けている100万世帯からこのNPOを立ち上げることで一人削減でき、そして、2名その予備軍から除外させることになります。
これが10名、100名、1,000名になれば素晴らしいことだと思っています。
政府が財政破綻をしましても、農業をしている彼らは生きていけるでしょう。
都会で何不自由ない生活を謳歌している<勝ち組>は政府が破綻すれば食べる物すらありません。その際には<勝ち組><負け組>が逆転するかもしれません。
農業は日本を救います。そして人間を救います。
政府に頼らない『生き方』をこれから求めていくべきだと思います。
政府が財政破綻を起こせば、1億2,000万人が生活困窮者になる危険性すらあるのです。
今回のNPO法人は、今後日本を救う一組織になればと思っています。
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