温家宝首相はこのように述べています。
『価格下落・在庫上昇・利益の伸びの低下・赤字の拡大となっているにも拘らず、一部の地方や企業は新規プロジェクト(設備投資)を立ち上げている』今、中国国内では今後世界市場を崩壊させかねない膨大な設備投資が進んでいるのです。
鉄鋼分野では、今、1億トン以上の過剰設備があるうえに更に1.5億トンの設備拡大が予定されているのです。
すでに、中国国内の在庫は今年始めに比べ<44%>も激増しているのです。
今後、この過剰分は日本を始め世界に輸出されることになり、日本の鉄鋼市場は、がたがたになるはずです。
自動車分野でも、過剰生産であると以前のレポート等で報じましたが、いまだに設備投資が進んでおり、今や年間500万台の生産ラインがありますが、220万台の新規設備投資が行われており、計画では何と<800万台>分の新規設備投資が進んでいます。
隠れ設備は200万台分とも言われ、全てを足せばなんと1,700万台を越える自動車生産になるのです。
日本の自動車メーカーの販売台数は軽自動車も入れて年間<590万台>です。
トヨタですら174万台の販売となっているのです。トヨタの10倍もの自動車生産設備となるのです。
バブルといわれる今の中国ですが、年間300万台しか需要はないとされており、このままいけば、年間1,400万台もの自動車が世界に輸出されることになります。
今、日本は中国設備投資特需として活況に沸いている分野がありますが、資金回収を着実に行っていないと、設備完成=即企業倒産という事態になり、資金を回収できない事態に陥ることになりかねません。 |