東京都の発表では『都内のホームレス数が激減した』(日経報道)と発表しており、これは景気回復の成果との見解が出されていましたが、本当でしょうか?
じっくり数字を検証してみたいと思います。
2月末時点のホームレス数 3,773人(一年前に比べ846人減)
確かに846人減少しています。
では、なぜホームレスが減ったのでしょうか?
ここに一つ数字があります。
1,190人
これは東京都が行っている借り上げ住宅へ移ったホームレスの数です。
本当に景気回復でホームレスが減っているのなら、本来なら1,190人が減っていなくてはいけないはずです。
ところが実際には846人しか減っていません。
即ち、実際には減っていないのです。増えているといえるのです。
そして、もっと問題なのはどのような調査をしてこの数字を弾き出しているかです。多くのホームレスの方に話をしましても、このように言います。
『調査?一度も調査を受けたことなどないよ』と。
いつ、どこのような調査をしてこのようなホームレスの数を弾き出しているのか。東京23区を隅々まで朝から夜中まで調べたということなのでしょうか?
ホームレスの多くは、昼間は雑誌を拾ったり、空き缶を拾ったり、また日雇いの労働に出かけており、夜遅くにしか住処に戻ってこない人が多くいます。
東京都・23区は、人手がないということで多くの行政サービスを削減していますが、このような中、東京都・23区は、都内をくまなく調べたのでしょうか?
もしそうなら膨大な数の職員を動員して調べたはずです。
果たしてどのような調査を行ったのでしょうか?
行政が発表することには多くの疑問点がありますが、今回の東京都の『ホームレス数激減』という発表は眉唾ものだといえるのではないでしょうか?
ところで、行政が行います事業には一体何を考えているのか?と思える事例もあります。
3月3日に報じられましたところでは、日本国中の学校がモデルケースとして取り上げています【民間警備会社による巡回重点パトロール】ですが、全くの手抜きだったことが明らかになっているのです。
世田谷区が2004年7月から民間警備会社に委託して一日8時間区内を巡回しているとされていたのですが、実際にはこの警備会社は巡回どころか1時間〜1時間45分ずっと同じ場所で“遊んでいた”警備車がいたことが明らかになっているのです。
このことを費用を出した世田谷区は一切掌握していなかったというのです。
子供や地区の安全を守るということでこのような事業を行ったのでしょうが、結果は何にもならなかったということなのです。
これが行政の態度なのです。都民のことをまともに考えていないのがこれからも良く読みとれますが、上記のホームレスの実態調査も、『こんな数字を出しておけば良いだろう』と始めから結論があったとしたら・・・。
行政が数字の“遊び”をしている間にも、ホームレスの数は増え続けています。
行政はもっと真剣に底辺で生きている人のことを考えるべきではないでしょうか・・・。
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