Vol.39 Jly/15/2006


5.ここまで堕ちた老舗


箱根にある老舗と言われる【箱根ホテル】が、ツバメのヒナ40羽を土嚢袋に入れて“廃棄”していたことが発覚しましたが、これがサービス産業の代表格であるホテルがすることでしょうか?
しかも、“老舗”という言い方をされているホテルがすることでしょうか?生き物をごみと同じ次元で考えているホテルの支配人。

この“破棄”がばれてホテルはあわててHP上にお詫びを掲載したようですが、小田原署は鳥獣保護法違反(無許可の捕獲)で書類送検し立件する方針とのことであり、老舗の名が穢れたということになります。
それにしても、情けないホテルではないでしょうか?

確かにツバメの糞で客の服が汚れたということもあるでしょうが、ならばなぜ巣を移動させなかったのでしょうか?または防護用の処置をしなかったのでしょうか?
そのようなことをすれば、お金が掛かるから処分してしまえ、となったのでしょうが、何でもお金で解決しようとする今の日本の縮図とも言える事件だとも言えます。

米国では鳥から糞をかけられたら、『なんてラッキー!』と言われるほど、おおらかな対応をしています。自然と共存しているのです。
確かに糞をかけられたら気分のよいものではありませんが、周りから『ラッキー!』と言われれば、「そうかな?」と納得する気分になるものです。

もちろん大切な服が汚れるわけですから頭にはきますが、鳥達は糞をかけようとしてかけたのではないのです。米国人にはこのような「おおらかな心」が残っているのです。

本来なら日本人にもこのようなおおらかな心があったはずです。鳥達を暖かく見守ってあげる心があったはずなのです。
このホテルも、このツバメ達の子育てをお客様に説明すればよかったのです。

『40羽ものツバメのヒナが安心して子育てが出来るホテルなのです。ご迷惑をおかけしますが、静かに見守ってあげてください』と。
お金儲け、採算主義に走れば必ずしっぺ返しを受けます。
この【箱根ホテル】が今後どのような運命を辿るか・・。心ある客ならまず利用しないでしょう・・・。

******* 報道内容 *******

箱根町箱根にある老舗(しにせ)ホテルの箱根ホテルが6月30日、ホテルの柱にあったツバメの巣を工務店に依頼して撤去し、巣の中にいたヒナ約40羽を土嚢(どのう)袋に入れて廃棄していたことがわかった。
小田原署は、巣を許可なく撤去した工務店の従業員数人を鳥獣保護法違反(無許可の捕獲)の疑いで、近く書類送検する方針。
また、ホテルの支配人からも鳥獣保護法違反容疑を視野に入れ、任意で事情を聴いている。
関係者やホテルの従業員の話によると、ツバメの巣はホテル入り口付近の柱にあった。宿泊客からツバメのふんが衣服に付いたなどの苦情を受け、ホテル側は支配人の指示のもと、約40個近くあったツバメの巣の撤去を決定。看板の掛け替えをした際に、町内の工務店に巣の撤去も依頼した。
その後、資材置き場に40羽ほどの生きたヒナを捨てていたという。
捨てられていたヒナを宿泊客らが見つけ、県に届けた。発見当時は21羽が生存していたが、相次いで死亡し、12日時点で、生存は14羽という。
鳥獣保護法は、鳥獣を無許可で捕獲した場合、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金と定めている。
箱根ホテルはホテルのホームページ上で「今まで、自然環境の保護に取り組んでまいりましただけに、痛恨の極みと存じます。軽率な行為を深く反省し、厳正なる処罰を真摯(しんし)に受けとめる所存でございます」とのおわびの文書を載せた。


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