Vol.56 Apr/ 1/2007


3.アメリカ人の膨大な資産額と報道


2006年末のアメリカ人の資産額が発表になりましたが誰も論評をしていません。日本ではアメリカ=破産の国+国民は借金で消費をしまくっている国民、という意識が植え付けられていますから、今回のようなアメリカの本当の姿は都合が悪いのです。 では、一体どのような姿なのでしょうか?

純資産

55兆6,000億ドル

(6,600兆円)

資産

68兆9,000億ドル

負債

13兆3,000億ドル

如何でしょうか?
これだけの<純資産>をアメリカ人は保有しているのです。
負債も膨大ではありますが、資産も膨大であり、仮にアメリカが借金で破産状態に陥ったとしましても、アメリカ人が保有します純資産6,600兆円の10%である660兆円を<没収>すれば、アメリカ政府の借金は消えてなくなります。

以前にお知らせしましたが、アメリカには政府に<寄付する口座>があり、仮に資産の10%をこの<救国口座>に寄付した場合、過去の脱税も一切問わない、かつ寄付相当額を全額税額控除するとすれば、アメリカ人は喜んで寄付をするでしょう。
それどころか、必要とする資金の倍以上集まるかもしれません。

では、13兆ドル(1,500兆円)にも達する膨大な借金は?
アメリカ人の本当の資産家は借金などしていません。
いわゆる、新興資産家や成り上がり資産家は借金をして資産を形成していますが、本当の資産家は、現預金を大量に保有し、借金などしていません。
この13兆ドルを超える膨大な借金は、平均以下の国民が行っている借金であり、この13兆ドルの9兆7,000億ドル(比率70%)を<住宅ローン>が占めているのです。

ところで、資産家は住宅ローンを使って何億円、何十億円という豪邸を買うでしょうか?本当の資産家なら<現金>で何億円、何十億円という豪邸を買い取っています。
この10兆ドルにも迫る住宅ローンの殆どは一般国民分であり、一軒、また一軒と投資用に借金している分もあるでしょうが、殆どは3億人を超える一般国民が自分の住居用に住宅ローンを組んでいるのです。
そして、低所得者向けの住宅ローンであるサブプライムローン残高は1兆ドル(120兆円)といわれており、これがいまや米国不動産・経済の時限爆弾になりつつあるのは既報のとおりです。

それでもアメリカ人の純資産額(6,600兆円)に比べれば、120兆円など微々たる金額だということがお分かり頂けると思います。
本当の資産家はたとえ100兆円単位の金融破たんが起こりましても、殆ど影響を受けない状態になっており、影響を受けるのは借金をして投資を行った新興資産家や一般個人になるのです。

本当の資産家は、じっと今進む金融崩壊の足音を聞き分け、身構えており、すでに移せる金融資産を<現物・現金>に資産を移し、何が起こっても良いように資産を分散し、仮に住宅が大暴落し、今の10分の1以下になったら、一斉に買い集めるでしょう。
10%、20%安では絶対に買いに入りません。
破産し、競売になり、あちらこちらで<売り><競売>という看板が見られるようになり、もうこれ以上下がりようがないと判断した段階で、一斉に買いに入ります。 それまでは何が起きようが平然と現物で保全しているのです。

そして、金融・不動産崩壊が終われば、資産家の手元には今の価格の10分の1以下にたたき売られた膨大な不動産・株が集まっているはずです・・・。



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