Vol.69 Oct/15/2007


4.トピックス


(1)世界はどれだけ金(ゴールド)を保有しているのか?
今、金が上がっていますが、ドル不安という理由も言われていますが、このドル不安をあおっている専門家には、世界最大の金保有国がそのアメリカ政府であるということを恐らく知らないはずです。

米国

8,133トン

ドイツ

3,422トン

フランス

2,680トン

イタリア

2,451トン

スイス

1,290トン

日本

765トン

ECB

641トン

オランダ

640トン

中国

600トン

IMF

3,217トン

世界合計

30,374トン
(2007年6月時点)

米国政府は財政破綻が起こった際には<金>を放出して穴埋めすることが出来るわけであり、世界でその余裕が一番あるのが<米国>となっているのです。この数字を見て、ドル売り(8,133トン)・円買い(765トン)をすることが出来るでしょうか?

(2)原油価格100ドルが妥当?
カタールのアティーヤ産業大臣は『諸物価の上昇を考えれば原油価格は1バレル100ドル超が妥当である』と述べていますが、仮に1バレル100ドルを超えれば世界のインフレは益々加速し、これが回りまわってアラブ諸国の物価上昇に繋がることをアティーヤ産業大臣は知りません。
この発言は原油産出国とすれば価格上昇=利益になるわけであり、割り引いて考える必要があるでしょうが、原油市場関係者にとっては願ってもない“援護射撃”になることだけは確かです。
それにしましても原油価格が1バレル100ドルになれば日本のガソリン価格は一体どうなるでしょうか?
1リッター(レギュラー)で180円を突破し、ハイオクでは200円を突破するかも知れませんがそうなれば車に乗る人も減るでしょうし、新車・中古車を買う人も減りますから道路は走りやすくなりCO2の排出もそれに従って減ることになりますから地球環境にはよいことかも知れません。

さて色々な思惑が絡み合い原油価格はどうなっていくのでしょうか?
見通し?『相場は相場に聞け』という相場格言がありますとおり、今は相場の勢いがすべてをかき消していますが、この強気相場が崩れるとすれば世界経済が破綻するときだと言えるかも知れません。

(3)ニセ名古屋コーチンは行政が作った?
『ニセ名古屋コーチン』が出回っている問題ですが、愛知県の態度に批判が集まっており、今後、『名古屋コーチン』が信任を失い、市場から消える事態に陥るかも知れません。

今回発覚しました『ニセ名古屋コーチン』ですが、9月29日に独立行政法人である『農業食品産業技術総合研究機構』の研究員が岡山市で行われました日本家禽学会で“ニセの名古屋コーチンが市場に出回っている”と発表したことから騒動が持ち上がってきているのですが、管轄する愛知県は真剣に調査する態度を見せておらず、『ニセ名古屋コーチン』を放置しているとも取られかねない態度となっているのです。

『ニセ名古屋コーチン』はDNA検査で分かったものですが、愛知県はこのDNA検査を極めて制限した形でしか行っておらず検査は『ざる』とも指摘されているのです。
今回『ニセ名古屋コーチン』を発見しました機構は90サンプルを調べており、この中から生肉6点、加工品13点をニセモノと判定しており、このサンプル調査は首都圏にも及んでいますが、愛知県が行ったサンプル調査は13点ものニセモノが見つかった<加工品>を除外しており、しかも調査対象を名古屋市内の17店舗に絞っているのです。
しかも検査サンプルを入手したのが問題発覚後の1週間後であったため、常識的にニセモノはあるはずが無い状態にあったのです。
(調査があるのを知りながらニセモノを流通させる業者も販売する業者もあるはずがありません。すでに一部のデパートは『名古屋コーチン』を店頭から撤去しているとも言われています)

県農林水産部は、『名古屋コーチンは大事なブランドであり、産業振興の立場からも偽物は許さない』としていますが、言っていることとやっていることが一致しておらず、余計に不審を抱かせる結果になっているのです。
北海道のミートホープ社、大阪のにせブランド米の件も行政と業者の癒着が問題視されており、今回もこのようなゆるい検査しかしない愛知県の態度の裏に業者との癒着があればそれこそ『名古屋コーチン』ブランドが失墜することにもなります。
実態解明が必要だと言えます。 それにしましても、今、日本は偽装だらけというのはどうしたことでしょうか?