Vol.78 Apr/15/2008


4.忘れられる日本の存在と悲劇


多くの日本人はいまだ日本を経済大国と思っていますが、世界からしますともはや日本は二流国に転落しているのです。
先のワールドレポートでもこの点を指摘しておきましたが、OECDが発表しました2007年のODA実績の世界ランキングで日本は2006年の3位から5位に転落しており、かつて世界一の実績を誇っていたのが嘘のような凋落振りとなっているのです。

世界ランキング(上位7位)

1位

米国

217.5億ドル(2.18兆円)

2位

ドイツ

122.7億ドル(1.23兆円)

3位

フランス

99.4億ドル(1兆円)

4位

英国

99.2億ドル(1兆円)

5位

日本

76.9億ドル(7,700億円)

6位

オランダ

62.2億ドル(6,300億円)

7位

スペイン

57.4億ドル(5,800億円)

日本は2007年度予算から毎年ODA予算を2〜4%減少させることになっており、このままいけば日本は7位以下に転落し三流国に成り下がることにもなりかねません。
また日本のODAは商社・企業との“ひも付き”が多くを占めており、供与国のためになっておらず、このため日本のODAは相手国から感謝されていない事例が多くあると報じられてもいます。
膨大なお金をかけないで出来る援助もありますが、そのような事業は間違っても商社等は外務省(大使館)にもってきません。儲からないからです。
結果、使い物にならない発電機や橋、道路になっている事例が多いと言われ、中には評価ができない援助もあると会計検査院により指摘されています。

未だに、後進国(かなり古い言い方ですが)には金さえ与えておけばそれでよいという思い上がった態度が日本政府・外務省にあるようで、今後、日本からの援助は供与国から拒否されることも出てくるかもしれません。

いまや日本の存在は先進国でも新興国でも薄くなってきており、今後日本は世界中から忘れられた存在に成り下がることもありえ、その際には食糧も輸入できなくなるのは必至だと言えます。

将来、日本人がアフリカ国並みに飢えに苦しむことになる事態が近づいてきていると言っても過言ではなく、その時、慌てても遅いのですが恐ろしい事に日本政府・官僚・民間人等殆どの日本人はそのような意識はありません。
悲劇としかいいようがありません。





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